またまた山口周さんの書籍をご紹介。
知的戦闘力を高める独学の技法
闇雲なインプットの前にまず大きな方針、「独学の戦略」を決めることが重要。
それはラフな方針でも構わない。
ある程度学びのターゲット(テーマ)を定めた方が色々上手くというのは共感できます。
(戦力の逐次分散投入では負ける)
自分が一番参考になった点は、テーマとジャンルの話。
独学をするにしても哲学とか歴史という「ジャンル」から入るのではなく、例えばソーシャルビジネスで世の中はどう変わるのか?という感じの「テーマ」を先に決めると良いそうです。
一つのテーマに関して様々なジャンルの知識を得ていくというイメージができ、思考がかなりスッキリしました。
自分の強みをプレゼンする際にもこのイメージが役に立ちます。
村上臣さんの「転職2.0」にも共通する記述があります。
情報収集を闇雲にするのではなく、自分の強みである「タグ」を決めて発信していくこと。まさにプロデュースとは掛け算。
自分のタグ付けに関して、それぞれのタグが強くなくても複数を「掛け合わせる」ことで唯一無二の存在になれるということは両書に書かれています。
・ソフトウェア開発
・人事担当
・ライティング
・海外駐在
・コンサルティング業界
などなど、ポジションやスキル、業種、経験、経験、コンピテンシーから考えるといろんな「タグ」が自分に付けられると思います。
「自分には強みがない!」という方もいると思いますが、自分にとって当たり前のことほど自分では強みとして認識していないという点は妙に納得しました。
ぜひ他の人に自分の強みを見てもらいましょう!
私もそうなのですが、大多数の人は自分が持っているものを活かそうとせず、自分が欲しいものを追求してしまいます。
転職市場でも同じような傾向があると感じます。無い物ねだりをしても自身の強みにはなりませんし、実戦で使えないレベルにしかなりません。
実際に転職活動をする前に必ず読んでほしい2冊です。
我慢しながら働く時代ではなくなって来てますね。
|