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今回は「世界はシステムで動く」ドネラ・H・メドウズ氏の”システム思考”に関する書籍のネタです。

システム思考とは、問題の根本原因が何かを見いだし、新たなアクションの機会を与えてくれる思考法です。
ビジネスで使える思考法で、問題解決のヒントにもなります。
自分で分かりやすく図を作ってみました↓
なんとなくKPIマネジメント(室温を一定に保つサーモスタットの機能の例えが分かりやすい)に似ているなと感じました。

まず部分を理解して、相互の繋がりを見る。
ある挙動(KPI数値の変化)について問いをたて変化させてみる。
ここで重要なのは週単位や月単位で”時間経過の趨勢”を把握することです。
*場合によってはKPIを再設計することも必要。
KPI数値の変動を管理することは、実際の問題解決の助けになります。
おそらくボトルネックになっている部分が「一番の問題」ということになります。
その部分は日々動きます。
問題解決はモグラ叩きのようですね。(ザ・ゴール参照)
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なので「問題がない、変化がない」と認識した時点でアクションが減ってしまいます。
過去の数値と比較して変化点がなければ問題意識も起こらないということです。
このような管理をする上で、企業にとって情報(データ)は力だということがよく分かります。

あらゆる情報をつなぐことで会社をより良い方向に変える。
この辺はDX推進でも言われているポイントですね。
*仮にシステムでうまくいかないことの大半は情報の偏り、遅延、欠落の可能性あり。
フィードバックループ(たとえばKPI管理や会議)でフローの調整をすることで、行動や変化が進む。
そして実行して更なる学びを得ること。実際のビジネスでも使えそうですね!
そもそもシステムの目的や目標は何か?という点ですが、
売上や利益はシステムの目的にはならないとのことなので、あくまで継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)が企業にとっての目的なのかな?と勝手に思ってます。

非常に得るものが多い、気づきが多い内容でした!
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